たいへん巧妙で不可解なペネトレーショントリックの傑作です。マジシャンは中央に穴(直径8cm)のあいた木製のフレーム(縦36cm・横30cm・厚さ2cm)を見せます。フレームの中には取っ手の付いた、やはり中央に穴のあいたプレートが入っていて、ちょうど「腕のギロチン」(
W5511)のように上下にスライドするように作られています。プレートとフレームを、どちらもよく調べてもらいます。そして、フレームを立ててプレートを引き上げ、プレートの穴にあなた(もしくはお客様)の腕を差し込んでからプレートを下ろすと、プレートはあなた(お客様)の腕を貫通してしまいます。フレームを開いてプレートを取り出すと、間違いなく腕はプレートの中央の穴に通ってしまっているのがわかります。一般的な「腕のギロチン」(W5511)のトリックと異なり、カッターや刃を使用していませんから、小さなお子様相手にも恐怖感をあたえることなく、安心して演じることができます。