林 伯民師が1953年に創案した日本古来の曲芸独楽(こま)とゾンビボール(
I7001他)をヒントにした作品です。「瓢箪から駒(こま)」は「ありえないことが起こる」(駒は馬)という意味ですが、独楽と駒の語呂合わせが遊び心を感じさせます。日本の伝統文化として残したいという思いを込め、この「DPG 如意独楽」を製作いたしました。(演技の概略) テーブルに置かれた瓢箪を演者は布で隠します。布をどかすと瓢箪の上に、どこから現れたか大きな独楽が回っています。再び瓢箪に布をかけると、独楽は空中に飛び移るように布の上を回転しながら移動し、また布の傾斜に沿い上へ下へと隠現自在の妙を見せます。演者がターンしても独楽は布の上に回転を続けながら浮揚したままです。一連の妙技の最後に独楽はまた跡形もなく消え失せてしまいます… 「如意独楽」は入手困難な用具でした。そして、ごく短期間販売された時も、その価格は極めて高価でした。創案者本人はこの製品を全て手造りで完成させましたが、その労力は計り知れないものがあります。石膏で型をとり、張子として手間をかけ、それぞれの部品を完成させるわけですが、「細心に工作しても数個作って気にいるのは1個だけ」と回想しています。さて、「DPG 如意独楽」は、組立式ですが高い芸術性はそのまま当時とは比べ物にならない完成度で勘を頼りにした物と異なり、全ての部品はプロダクトデザイナーの精密な設計思想が元になっています。瓢箪(高さ 27cm)の形と色(金色)に赤い飾り紐は究極の美しさ。ギミック独楽(直径 14cm)は、あらゆる角度から独楽の回転がよく見える工夫、台座(一辺 22cm)は黒をベースに赤い座布団、側面は唐草模様、豪華な布(96cm x 70cm)は瓢箪に合わせ、金色の瓢箪と赤い紐飾りを施し、強固な布のバー(96cm)は現在の平均身長が上回った分オリジナルより大きめに作られ、一方、携帯便利なよう簡単に半サイズに分解できます。更にギミックハンド(両手)まで付いての激安価格です。別途、用具の組み立てに必要な、接着剤や両面テープ等のセット「貼付便利キット III(スリー)」(
A5113)、演技や組み立て方を詳しく解説したDVD、演技曲としてお勧めの「六段の調」のCDがセットになった「DVD・CDセット(DPG 如意独楽)」(
B7041)もございます。また、これら全部を含む「DPG 如意独楽(パーフェクトセット)」(
I7043)もご用意いたしました。各欄の内容をご覧下さい。(組立式)