このトリックは科学に詳しい人ほど驚きます。マジシャンは、透明なプラスチックでできた円錐状の透明なグラス(高さ12cm・口径7.5cm)を見せます。そのグラスの縁まで水を満たし、さらにその口をハガキもしくはジャンボカード等で覆います。そして、グラスごと逆さまにしてしまいますが、水はこぼれません。しかし、お客様の中には『科学の原理だ』ということがすぐに解って、指摘してくる人もいるでしょう。他のお客様もそう思います。マジシャンはそのことを認めた後で、ゆっくりとハガキを取り外してしまいます。それでも水はグラスからこぼれ落ちません。さらにナント、逆さになったグラスをそのままテーブルの上に置いてしまうのです。そして、置いたグラスをゆっくりと持ち上げます。すると、なんということでしょう! 水は固まったまま、凍った状態でグラスからでてきたではありませんか! 「引力を否定するグラス」(
G5235)や「アトミックウォーターベース」(
M5521)をさらに上まわる驚異のトリックです。