マジシャンはカラのグラスを取り出し、グラスの中にミルクを注いで全く普通のグラスであることを示します。ミルクを再び他の容器に移してからグラスをナプキンで拭きます。そして、1枚のシルクをグラスの中に入れてグラスの口をナプキンでカバーし、回りを輪ゴムで留めてしまいます。これでシルクはグラスの中に密閉された状態になります。ところが、グラスの底から、スルリとシルクを抜き出してしまいます。このタイプのトリックは、いろいろな種類の製品が作られていますが、中でも最もオーソドックスな製品の1つです。たいへんシンプルなギミックで、難しいテクニックも必要ありませんから、初めての方にまずお薦めしたいトリックと申せましょう。また、「エバーフィリンググラス」(
G5211)・「ミルクに飛行するシルク」(
G5224)・「シールドミラーグラス」(
G5230)等と同じデザインのグラスを使用していますので、併用して手順を組んでみてもおもしろいでしょう。